特集 大学における地域看護教育—臨地実習を中心に
特別区保健所における臨地実習の課題—『看護大学』と『保健所』協働で機能強化を
諸沢 洋子
1
1杉並区立上井草保健センター
pp.300-305
発行日 2000年4月10日
Published Date 2000/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902171
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保健所か危ない,特別区が危ない
こんな時に学生実習なんてとんでもない!
わが杉並区区長の年頭挨拶(広報『すぎなみ』平成12年1月1日)では,区の財政が最大のピンチを迎えていると住民に訴えている。約1300億円の予算のうち100億円が不足すると見込まれること。そのためにこれまでの区の事業を聖域なく見直し,給与の削減や外郭団体の統廃合など改革に着手し本来の経営の姿に近づけたいと熱く抱負を述べた。
さらに平成12年度行政改革再編『緊急プラン』が2月に出され,保健所も聖域ない行政改革の嵐の中にいる。加えて特別区は,市町村と同じ機能を併せ持つため目前に迫った介護保険法施行に向けて慌ただしい時である。
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