連載 保健師活動の「戦略」を整理する・1【新連載】
保健師活動の「戦略」を考える前提―多摩・保健師の活動を考える会
森田 桂
1
,
甲斐 静江
1
,
小宮山 佳子
2
,
大木 幸子
3
,
菊谷 玲子
3
,
小林 啓子
4
,
佐久間 京子
4
,
中板 育美
5
,
塚原 洋子
6
,
浅沼 奈美
6
,
宮本 ふみ
1多摩立川保健所
2西多摩保健所
3八王子保健所
4多摩小平保健所
5国立保健医療科学院
6杏林大学
pp.66-71
発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100011
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一昨年,多摩・保健師の活動を考える会は,本誌に『保健師の援助技法を考える』を寄稿した★1。その後,寄稿文に対するさまざまな意見をいただいたが,そのなかに「叙述内容が個別援助活動に終始しているのではないか」という指摘があった。
確かに,考える会が主張したかったのは,“全体的で俯瞰的な活動”と“個別援助活動”を連結する必要性であったが,援助論を組み立てることに主眼を置いたため,保健師活動の俯瞰図に具体的な形を与える作業はしなかった。そこで,考える会では,「個別援助から,どのように全体の課題を明らかにしていくか」を示すシートを作ることを目的に,1年にわたり検討を進めてきた。
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