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心身両面に問題を持った学生へのアプローチ—ある看護短大生の事例を通して
杉山 喜代子
1
,
浅田 くに
2
1聖隷学園浜松衛生短期大学保健室
2聖隷学園浜松衛生短期大学学生相談室
pp.30-34
発行日 1987年1月25日
Published Date 1987/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663909003
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はじめに
心身にかかわる悩みを持った学生が,学校にあって,まず訪れる先は保健室であったり,学生相談室であったり,あるいは両方とも利用したりとさまざまである.こうした相談に応じる側では,学生の問題にかなう対応を用意しなければならない.特に学生の訴えが心身の両面にわたっている時,相談機関相互間での連携が望まれる.しかし,連携の実現は容易でないことが多い.
そこで,本短大で実際に保健室と学生相談室の連携が効果的に行えた一事例を取り上げ報告するとともに,連携を必要とした事例の特性や,相談機関相互の条件などについて考察したい.
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