グラビヤ
看護学生が参加した無医地区診療班の活躍—順大医学部セツルメント活動より
pp.17-19
発行日 1963年12月1日
Published Date 1963/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908801
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昭和36年無医地区調査によると(35年7月),無医地区は全国で729(農山村689,漁村13,離島23)ある。順大医学部が無医地区無料診療班を結成して入った岩手県下閉伊郡田野畑村もその一つ。「医師不在ということがどんな意味をもっているのかを自分の目で確かめたかった」と班員の一人はその活動報告の中でいっていたが,無医地区を実際に理解し,無医地区における衛生思想の普及,無料医療奉仕を目的として結成されたこの診療班の活動は年々盛んになり,昨年からは順天堂高等看護学校の学生も自主的参加という形で参加している。そして,今まで医学部学生の手のとどかなかった母子衛生,育児調査を担当し,地区住民との親交を深めつっあるようだ。班員の活動ぶりを,そのスナップからうかがってみよう。(写真は順天堂大学医学部提供)
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