特集 僻地の保健と医療
僻地における保健と医療の問題
無医地区の形成過程について
額田 粲
1
,
佐々木 武史
1
,
石崎 竜雄
1
,
小口 洋子
1
,
石原 栄美子
1
1京都府立医科大学衛生学教室
pp.432-436
発行日 1960年8月15日
Published Date 1960/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202301
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I.はじめに
病因,宿主,環境の3要因の平衡関係から疾病は発生するが,このような疫学的見解は当然無医地区の形成過程についてもあてはまるものと思われる。
著者らは昭和34年度の厚生科学研究費の援助を受け,京都府下,三重県下の2つの無医地区について実態を調査する機会を与えられたので,この2つの事例にもとづいて,無医地区の形成過程を考察してみたいと思う。
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