特集 看護研究の立案からパソコンによるデータ処理までの実際
科学的研究の立案と進め方
秋吉 博登
1
1徳島大学総合科学部
pp.7-14
発行日 1989年1月25日
Published Date 1989/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908614
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私の専門は基礎医学のなかの生化学ですが,これまでの私のつたない研究生活を振り返ってみますと,ああしておけばよかった,こうしておけばよかったという後悔ばかりが湧き起こってきます.しかし考えてみれば,反省の材料がたくさんあるということは,今回の話のテーマにとっては都合がいいわけです.
したがって,これからお話するのは,科学的研究の一般的概論を軸にして,こうすればもっと立派な研究ができたのではないかという,いわば私の体験的反省論ということになります.私の専門上,生化学的研究のことを中心に話を進めていくことになります.
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