連載 日常ケアを見直そう—「助産学」の確立に向けて・1【新連載】
ルチーン・ワークではなくその人に必要なケアを
宮里 和子
1
,
菅沼 ひろ子
2
,
園生 陽子
3
,
柴田 真理子
4
1順天堂医療短期大学専攻科
2前・聖母病院
3聖母女子短期大学専攻科
4東京都立医療技術短期大学専攻科
pp.330-334
発行日 1994年4月25日
Published Date 1994/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901005
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私たちは産科棟と助産婦教育の場にいる助産婦4人です。日常のそれぞれの仕事の場において感じていること,疑問に思うこと等を話し合ううちに,全国の助産婦の方々にも意見を聞きたいと思うようになりました。今月から6回に分けて,私たちの仕事を振り返る作業に取り組もうと思いますが,まず手始めにルチーン・ワークを取り上げて,助産婦業務の中に潜む「常識」の落とし穴に迫りたいと思います。
この連載では,さまざまな事例を紹介しながら助産婦職の本質を問い直したいと思っています。私たちの議論からではありますが,斬新で創造的な内容を提供したいと考えます。「でも……」「たしかに」といった感じで全国各地からご意見や追体験,反論をいただけると,うれしいし楽しいなと思います。
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