講座 日本の看護の歴史・11
近代・3
近代看護の成立 [3]日清・日露戦争の救護活動/[4]看護婦の普及と取締規則の発令
遠藤 恵美子
1
,
加藤 文三
1
,
上坂 良子
1
,
坂本 玄子
1
,
高橋 政子
1
,
渡部 喜美子
1
1看護歴史研究会
pp.374-381
発行日 1988年6月25日
Published Date 1988/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908523
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明治期には,日清戦争,北清事変,日露戦争と戦争が相つぎ1),多くの犠牲者をだした.戦時救護には,戦場近くの野戦病院や兵站病院での救護,船内輸送中の救護,内地など後方の陸軍病院での救護などの種類がある.これまで従軍看護婦の活動だけが語られてきたが,戦時救護全般に目をむけ,傷病者と救護の姿の特色をさぐってみよう.
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