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福岡県における看護教員養成の現状—看護教育研究の充実をめざして
大津 みき
1
,
豊澤 英子
1
,
樋口 典恵
2
,
村本 静子
3
1聖マリア学院短期大学
2聖マリア看護専門学校保健学科
3福岡県衛生部医務課
pp.487-490
発行日 1987年8月25日
Published Date 1987/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908409
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はじめに
看護教員養成の歴史は古いものではない.福岡県に厚生省の委託を受けて養成を開始したのは,昭和45年のことである.九州においても看護教員の養成が痛感され,熱心に養成が開始された.特に福岡県衛生部医務課は教員を組織して非常勤講師としての任用,カリキュラムの運営にと力を注いだ.ただ,受講希望者の要望を満たすだけの枠はなく,限られた人数にとどまっていることは当初から現在も変わりがない.
カリキュラムは,看護教育者としての知識や技術はもちろんのこと,変動する社会情勢に対応して充分な創造性と,哲学する教師として努力していくための素地を育成するための教育内容となっている.ここで福岡県の教員養成の実態にふれ,ついで,看護教育研究の方法と,さらに成人看護学の研究方法についてご紹介したい.
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