NURSING EYE
現代看護学生の悩み—看護教育の発展のために
天野 隆雄
1
1国士館大学文学部
pp.209-213
発行日 1985年4月25日
Published Date 1985/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908085
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はじめに
筆者は非常勤の講師としてここ14年間,杉並区のA高等看護学院(昭和55年度から看護専門学校となった)において,心理学の講義を担当してきた.また,3年前から目黒区のB高等看護学院で教育学も講義している.このように長い間,授業を通してつきあっていると,現代の看護学生の悩みもなんとかわかってきたので,ここに少しく述べることにしたい.
なお,ここでいう看護学生とは2年課程の看護婦学校養成所(定時制は3年)に学ぶ人たちに限定したい.また,A看護専門学校は定時制3年(定員30名)で,1-2年は夜間授業,3年は昼間実習,B高等看護学院は,1年は火・木・土,2年は月・水・金の昼間授業,3年は昼間実習が毎日行われる定時制3年(定員25名)の学校である.
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