連載 看護学教育を考える・14
癌末期患者の〈生への希望〉
久保 成子
1
1善隣基督教会付属尾竹橋准看護学院
pp.500-501
発行日 1983年8月25日
Published Date 1983/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907856
- 有料閲覧
- 文献概要
‘精神医学は,いわゆる恩赦妄想という病像を知っている.すなわち死刑を宣告された者が,その最後の瞬間,絞首のまさに直前に,恩赦されるだろうと空想しはじめることである’とフランクルは言う.
としたら,‘看護婦が目の前にしているその人も,そうした思いにかられている’という前提が成り立つはずである.
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.