特集 臨床実習・学内実習
成人看護学における学内演習についての一考察—内科疾患看護のケース・スタディを中心に
安部 千鶴
1
,
福島 梅野
1
,
安部 喬樹
1
1鳥取大学医療技術短期大学部看護学科
pp.481-484
発行日 1983年8月25日
Published Date 1983/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907853
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はじめに
看護学は実践の科学である.したがって,看護教育も看護実践を行うための基礎理論の応用と統合が主体となる.言い換えれば,看護教育においては,問題解決学習を基盤とした看護過程の知的展開が重要な位置を占めると思われる.
本学看護学科の教科課程の中には,‘成人看護学Ⅰ’(内科疾患と看護)の一般理論と臨床実習との間に,学内演習(2単位)が設けられている.‘成人看護学Ⅰ’の目標を達成するために,上記の学内演習は,臨床での実践活動を行う上での前段階であり,理論と実践の掛け橋として,効果的な教授—学習方法であると考える.
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