特集 課外教育と学生の成長
現代の学生気質に応じた看護教育の改善—主体性と創造力の育成をめざした幾つかの試み
持永 静代
1
1千葉県立衛生短期大学看護学科
pp.805-811
発行日 1982年12月25日
Published Date 1982/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907759
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はじめに
看護教育を実践していく上で,年々変化していく学生に応じた教育方法を考えるということは,教師として重要な課題となっている.昭和40年ごろから世代の断絶ということがいわれ始め,更に最近では三無主義から五無主義,八無生義とさえいわれ,‘日本語を話す異種民族’とさえいわれている現代の若者は,いったいどのように変化しているのであろうか.
学習意欲や気力・体力の低下,主体性の欠如,自己主張はするが責任感は薄く,自己コントロールができにくい学生に,教師は驚いたりあきらめていたりはしていられない.そこで少しでも効果的な教育はできないものかと思い,学生の変化を3つの側面から分析し,改善方法を考え実践し,なんらかの変化があったので,ここに報告して皆様のご批判をいただきたいと思う.
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