連載 看護学教育を考える・2
大学における教育と研究
石川 稔生
1
1千葉大学看護学部
pp.522-523
発行日 1982年8月25日
Published Date 1982/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907710
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昭和56年秋の大学祭の時に看護学部の学生の行ったアンケートを一部手直しして,質問に対する回答の形式で,日ごろ私が考えている看護学とは何か,大学のあり方,看護職に対する意見などについて述べてみたいと思う.学生のアンケートの原文は‘看護’についてのものであったが,私は‘看護学’に関する質問のつもりで回答をつくってみた.
私は‘医学’と‘医療’の関係のように,‘看護学’と‘看護’を使い分けている.この場合,‘看護’は‘看護実践’‘臨床看護’および‘看護技術’のどれでもよいと考えている.そして‘医学’に‘基礎医学’と‘臨床医学’があるように,‘看護学’は‘基礎看護学’と‘臨床看護学’に分けられると考える.
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