新たな教育的出会いを求めて・4
現場教育の方法—看護現場の進歩と臨床実習指導の充実
黒川 肇
1,2,3
1鹿児島中央看護専門学校
2九州学院大学
3霧島女子短期大学
pp.334-340
発行日 1981年5月25日
Published Date 1981/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907549
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I.現場教育の問い直し—その重要性と臨床実習とのかかわり
私はこれまで自分の療養体験から,看護と看護教育の深さ・広さ・重さを改めて見直し,長い年月にわたる教育体験ともかかわりながら,看護教育における講義の在り方,学生の受講の態度や内なる能力の引き出し方などについて問い直しをつづけ,看護のこころをはぐくむ講義,知識や知見をはぐくむ講義の具体的な試案を提示してきた.
今回は,主として看護の技術的な面のはぐくみについて,現場教育の側面からその問題提起と,現場における教育的教育方法の試案を提示してみたいと思う.
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