かたらい
制度より教育内容の充実を
新村 美奈
pp.101
発行日 1966年8月1日
Published Date 1966/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912851
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看護教育制度に関する論議が盛んに行なわれている。いろいろの問題点があげられて討議されているが,その結論は看護学校は学校教育法第一条の系列に入れなければならない,各種学校のままでは駄目だ,ということに落着くらしい。現在の高等看護学院は短期大学もしくは4年制の大学にする。准看護学院は職業高等学校に吸収または統廃合する,ということになるのであろうか。もし仮にこれらのことが可能となるとすれば問題は簡単に落着するかのようであるが果たしてそうだろうか。
現在看護学校が抱えているもろもろの問題はすべて各種学校であるが故に起こってきている問題であろうか。それならば看護学校を「大学」にという悲願が達せられた時にきれいに解消されなければならない。しかし果たして山積する問題は解消するであろうか。
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