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コースアウトライン全体討議による看護学総論の展開(2)—看護技術を中心として
佐藤 礼子
1
,
山下 香枝子
1
,
竹花 富子
1
1元慶応義塾大学医学部厚生女子学院進学科2部
pp.104-115
発行日 1980年2月25日
Published Date 1980/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907416
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I.内容と方法
(1)看護技術コースアウトライン
1)看護概論と看護技術のつながり
看護概論(以下‘概論’と略す)の目的は,‘看護が健康の保持・増進をめざして展開される実践活動であり,人間の福祉に貢献するものであることを原理的に理解する’ことである.つまり,ここでは,看護が健康の保持・増進をめざしている実践活動であることを,人間と健康と社会との関係の中で考え,看護の機能を社会的機能として理解できるようになることをめざしている.そして,その機能は実践を通して果たされるものであり,看護の目標を達成するために看護の技術があることを理解させる.
このような授業の中で,概論と看護技術のつながりを理解し,看護技術を修得したいとする動機づけができるように期待されている.
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