この症例をどう診断する?・13
討議
梅田 博道
1
,
和田 敬
2
,
土屋 雅春
3
,
市川 平三郎
4
,
高橋 淳
5
1東京医歯大内科
2久留米大内科
3慶大内科
4国立がんセンター集検部
5日大内科
pp.1192-1198
発行日 1966年8月10日
Published Date 1966/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201441
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この症例のヒント
梅田 高橋先生のはちよつといままでのとケースが違いますから……これだけでは,ネタ不足のようなので,高橋先生にちよつと解説していただいて……。
高橋 間接のフィルムが2本ございます。それをちよつと見ていただきます(図1参照)。この患者さんは,38歳の公務員です。昭和38年の8月に私たちの病院にきたわけですけれども,大島の人で,われわれは大島の検診に行つていた。どうも十二指腸潰瘍のような症状だつたので,大島に帰つて検診を受けるということをいつて,帰してしまつたのですね。ちようど大学の休みだつたので。それが,このフィルムなのですね。
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