メモランダム
色彩とお耳
小野 殖子
1
1日本看護協会看護研修学校
pp.706-707
発行日 1979年11月25日
Published Date 1979/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907387
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1年の間に春夏秋冬それぞれの時期があることは,考えようによっては恵まれているといえる.
万葉以来,我々の祖先は,春の七草,夏の蛍がり,秋の七草とそれぞれに愛で,季節とともに生きてきた.冬の寒さ,夏の暑さがどんなに厳しいものであっても,それはうとましいだけのものではなく,身近なものとして雪を愛で,氷室を工夫し,暑さの中でも涼を求めて楽しむことを工夫してきた歴史をもつ.それが現代の変わりようはどうだろう.
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