連載 詩人の話・6
北原白秋と色彩
山田 岩三郎
pp.65-67
発行日 1962年8月15日
Published Date 1962/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911711
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北原白秋—明治18年1月,福岡県山門郡沖端村(現・柳川市)に生れた。本名は隆吉。造酒問屋の次男である。中学修業後上京,早稲田大学英文科に学び中退した。はじめ河井酔茗の“文庫”に詩を発表し,後,与謝野鉄幹の“明星”に作品発表。42年3月処女詩集“邪宗門”出版。詩人としての地位を確立し,44年第2詩集“思ひ出”を出版するに及び,詩人としての賞讃と名声とを得る。昭和17年11月,東京の杉並区阿佐ケ谷の自宅で逝去するまでの著書の数は,詩集・歌集・童謡集・歌文集・散文集120冊余という。昭和16年芸術院会員に推されている。享年58歳。
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