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外科臨床実習における患者の術前指導の意義
井山 寿美子
1
,
生田 俊子
1
1鳥取大学医療技術短期大学部看護学科
pp.79-83
発行日 1979年2月25日
Published Date 1979/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907305
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はじめに
従来職場教育として発展してきた看護学が,学校教育法によって日の目を見るようになってからまだ日は浅く,それだけに他領域学科群に比べ,教育面での立ち遅れを指摘されているのは事実であり,ことに臨床実習に起因する問題が少なくないように思われる.
看護を温かい人間科学として位置づけるために,臨床実習は看護教育にとって不可欠のものであるが,限られた短い期間内に最大の教育効果をあげるためには,学生の自己啓発を助長するような教育的配慮が必要となる.そのためには,実習病棟の特殊性を熟知したうえでの,それに合致した指導方針を採用することが必須の条件となろう.
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