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海外研究論文抄録
看護理論と看護研究の間の相互作用
The Interaction Between Theory and Research
Jeanne Quint Benoliel
1
,
平井 チヨキ
2
,
大端 冨美子
2
1ワシントン大学看護学部
2PL学園衛生看護専門学校
pp.93-100
発行日 1978年2月25日
Published Date 1978/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907180
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看護実践の実際と看護理論の発展,そして諸科学の研究成果という3者の間を絶え間なく交流しながら活動している看護実践,これこそ看護研究にとって大きな刺激なのである.
看護という活動においては,看護自身のもつ哲学と理論の発展,および研究とは互いに密接な関係をもち,循環する性質があることがよく論じられるが,そのときには看護やヘルス・ケアに必要で適切な科学的知識が新たに見い出され,探求され,テストされ,磨(みが)きがかけられることが常である.その際,必要な要素として働いている看護理論と看護研究との関係を,十分考えておくことが必要である.しかしその考察の前に,看護実践そのものは,看護研究にとって刺激でもあり,上述の循環する三者一体の看護実践過程にとって大切な要素でもあるので,看護実践と科学的知識との関係について,私の考えを明らかにしておくことから始めたい.
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