特集 タンパク質間相互作用
3.構造・機能
ドメイン間相互作用による酵素活性の制御
五十嵐 城太郎
1
,
田中 敦成
1
,
清水 透
1
Jotaro Igarashi
1
,
Atsunari Tanaka
1
,
Toru Shimizu
1
1東北大学多元物質科学研究所
pp.354-356
発行日 2007年10月15日
Published Date 2007/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425100063
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多くのタンパク質において,ドメイン間相互作用が機能の発現に決定的な役割を果たしている例が多く知られている。これらのほとんどすべての相互作用は生命体の維持にとって極めて重要であり,その相互作用の一部が不全になっても,生命体にとって生死に関わる重要な問題になる。われわれは最近4種類のタンパク質の構造と機能の関係を調べてきた。その際に,ドメイン間相互作用が,タンパク質の機能発現に重要な働きをする例を見出したので,その例を説明する。
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