誌上シンポジウム これからの保健医療教育
報告・2 看護教育の今日的課題
近藤 潤子
1
1聖路加看護大学
pp.81-85
発行日 1977年2月25日
Published Date 1977/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907066
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昭和23年の保助看法の制定から,すでにほぼ30年を経過した.第2次世界大戦後の荒廃からめまぐるしい変転をとげて,経済・社会生活も一応安定したかのように見える.保助看法の制定によって看護婦全体の教育水準は格段の高さに引き上げられたが,それから30年あまりを経た今日,社会の変革,保健医療の進展を目前にして看護教育は大きな課題に直面している.
看護教育は,看護実践の基盤である看護学の教授.学習および人間形成を支援する意図的・目的的な過程である.教育計画を中心に,教育目標の設定,教育計画の実践から評価にいたる教育計画の順序をおって当面する課題を考察しよう.
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