Japanese
English
海外研究論丈抄読
予防保健行動の概念形成
A CONCEPTUAL MODEL FOR PREVENTIVE HEALTH BEHAVIOR
Nola J. Pender
1
,
鈴木 和子
2
1ノーザン・イリノイ大学看護学部
2神奈川県立看護教育大学校保健学科
pp.710-715
発行日 1976年11月25日
Published Date 1976/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907041
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
翻訳にあたって
米国の看護雑誌“Nursing Outlook”1975年6月号はCommunity Health Nursingの特集号であった.その号に編集者は次のように記している.
最近ではCommunity Health Nursing(地域保健看護)という言葉がPublic Health Nursing(公衆衛生看護)に代わって一般的になっている.なぜそのように変化したのか,明らかな理由はわからない.しかし,個人,家族及び地域の保健問題に取り組んでいる,この特殊な看護サービスの本質自体は変わっていない.その範囲の広がったサービスや保健の考え方は,専門的看護の基本にだんだん組み入れられている.そしてこの方面の看護の知識や技術は,すべてのナースたちに必要不可欠のものとなり,多くの学校で今やカリキュラム上必修となっているにもかかわらず,このグループのナースたちには特殊性が要求される.それは,過去から今日まで一貫して多くの地域で切実に求められているPeople-oriented(住民志向的)及びHealth-oriented(保健志向的)ケアである.また,もう1つの特殊性を表すものとして,常に時代のニードに調和し,時にはそれに先行しているということである.事実,これらのナースが何かを行えば行うほど,より広い,より数多いサービスを求めるニードが生まれてくる.
Copyright © 1976, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.