特集 日常診療で出会ったら? アルコール・薬物・ギャンブル・ゲーム依存を知る
行動嗜癖
行動嗜癖の概念と疫学
松下 幸生
1
1国立病院機構久里浜医療センター
キーワード:
ギャンブル行動症
,
ゲーム行動症
,
行動嗜癖
,
リスク要因
,
実態調査
Keyword:
ギャンブル行動症
,
ゲーム行動症
,
行動嗜癖
,
リスク要因
,
実態調査
pp.1405-1409
発行日 2025年12月1日
Published Date 2025/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001595
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Headline
・行動嗜癖として国際的診断基準であるDSM-5-TRやICD-11に記載されているのは,ギャンブル行動症,ゲーム行動症である.
・行動嗜癖は薬物やアルコールなどの物質依存と同様に,依存共通の症状や脳の変化がみられる.
・男性,若年,ギャンブルに対する認知の偏り,ストレス,長いゲーム時間,対人関係の問題などがギャンブル行動症やゲーム行動症のリスク要因となる.
・国内で行われた住民調査で,ギャンブル行動症が疑われるのは20~75歳未満の1.7%,ゲーム行動症が疑われるのは10~29歳の5.1%であった.

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