Japanese
English
特集(増刊号の)1 尿路の外傷と損傷
Ⅵ尿路の放射線損傷
Radiation Nephritisの概念と予防法
Conception and Prophylaxis of Radiation Nephritis
足沢 三之介
1
,
柳沢 融
2
Sannosuke Tarusawa
1
,
Toru Yanagisawa
2
1岩手医科大学医学部放射線医学講座
2岩手医科大学歯学部歯科放射線学教室
1Department of Radiology, School of Medicine, Iwate Medical University
2Department of Dantal Radiology, School of Dentistry, Iwate Medical University
pp.223-232
発行日 1968年12月25日
Published Date 1968/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200589
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上腹部ことに腎を含む後腹膜の悪性腫瘍に対する放射線治療に際し種々の腎障害が発生することがある。これら腎障害は慢性腎不全や尿毒症の原因となり,時として死にいたらしめることがあり,ことに最近のごとく超高圧X線やγ線による治療が普及してきている現在,照射に伴なう腎障害の問題はますますその重要性をましてきた。
本稿においては,このうち特に放射線腎炎(Radiation Nephritis)の問題について文献および私どもの研究成果をもとにして,二,三の考察を試みることにする。
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