助産婦教育における実習指導の実際
Ⅱ.実習形態と指導方法
新道 幸恵
1
,
三浦 育子
2
,
今川 ヨシエ
2
,
高木 紀子
2
1弘前大学医療技術短期大学部助産学科特別専攻科
2山口県立衛生看護学院
pp.298-306
発行日 1976年5月25日
Published Date 1976/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906988
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はじめに
助産婦はリプロダクションにかかわるというその専門性のゆえに,2つの生命に同時に関与する場面が多い.生命の尊重とそれに伴う専門職としての責任と,妊娠から産褥へとダイナミックに変化する対象の特殊性に対応する専門的な知識と判断力等の育成は,臨床の場面で実際に妊産褥婦に出会わずには不可能である.それゆえに,助産婦教育における臨床実習の意義は大きい.
山口県立衛生看護学院においては,臨床実習指導教員を専任化し,専任教員との協力のもとに,実習計画に基づぎ,主体的に実習指導を展開していることは第1報で述べた.
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