特集 保健所実習
看護教育における保健所等の実習について
草刈 淳子
1
1前:厚生省医務局看護課
pp.2-17
発行日 1970年6月25日
Published Date 1970/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906339
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昭和42年11月ならびに43年12月の両年にわたる保健婦助産婦看護婦学校養成所指定規則の改正により,看護教育における3年課程,2年課程(いわゆる進学コース)の教育内容がそれぞれ改訂され,これにより従来1週間程度であった保健所実習が「60時間を標準」と改められ,また教育の主眼も従来ともすると看護技術偏重のきらいがあったが,健康人をも対象とし保健指導の面を強化した総合看護の概念におきかえられ,従来慣習的になされていた保健所実習とは異なった考え方が要求されるに至った。
そこで看護学生の実習を預る現場の保健所においては,どう指定規則の改正をとらえるべきか,具体的に,従来の保健所実習とはちがった,真に,新しいカリキュラムに沿った看護教育に必要な保健所実習とは何かを十分に知って指導にあたることが要請されている。
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