特集 教務への期待と提言
論稿
臨床から教務へ
常に疑問を持たせる教育を—つきつめてゆくことの大切さ
河野 ハヤ子
1
1九州大学医学部付属病院
pp.38-39
発行日 1969年4月1日
Published Date 1969/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906155
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知らずに飛びこんだ世界
看護学校を卒業し,四月から新しい気持ちと一人の看護婦として病棟において直接患者に接し勤務ができるだろうか,という不安が一緒になり第一歩をふみ出してから,早くも一年が過ぎようとしています。
学生時代,基礎看護をはじめ解剖生理学,細菌学などの基礎学,内科学,外科学らの臨床科目と,専門的な教育,それと並んで文学,初めての心理学など人間性を豊かにする教養科目により三年間の教育を受けて来ました。
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