特別論稿
日本の看護学生における価値志向・信教および進路決定
吉田 映子
1
,
シドニー・H・クルーグ
2
,
ウイリアム・コーディル
3
,
ジャン・L・ブルーメン
4
1東京女子医大高等看護学校
2エール大学
3シカゴ大学
4ウェルスレイ大学
pp.56-63
発行日 1968年12月1日
Published Date 1968/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906107
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調査にあたって
職業学校の学生を対象とした調査は,ここ数年,急激に増加している。基本的価値,態度を明確にし,教育過程における各段階で,これらがどう変化していくか跡づけることなどに,多くの努力が向けられてきた(参1,2)。
特に,多くの学生が入学時に抱いている理想主義,愛他主義といったものが,弱まり,減じていくという点については,新入生が自身でつくったこの職業へのイメージを,自己の内部に定着させていく過程の一つの面として,記述されてきているのである(註1)。
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