特集 リハビリテーション・セラピストの教育
リハビリテーション専門家と看護婦
矢谷 令子
1,2
1東京衛生病院
2東大中央診療所作業療法室
pp.44-47
発行日 1966年5月1日
Published Date 1966/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905625
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はじめに
社会機構がそうであるように,病院の機構もまたそれぞれに各分野が重要な働きを成していることはいうまでもありません。看護婦は看護婦として過去何年も何百年もそれぞれの職務分野で病院また社会全体の運営になくてはならぬ存在として活躍してまいりましたが,よりよい部門関係とその発展の重要性は昔も今も変りなく私たちにその必要性を要求しております。立遅れた日本のリハビリテーション医学も,最近は専門家はもちろん一般国民からも大きな関心を寄せられ,いろいろと考慮尽力されています。しかしこういった事実は直接医学にたずさわる私たちに,実際どのような問題を提しているでしょうか。リハビリテーション専門家と看護婦の関係をさらに理解ある充実したものとすることも,この問題解決の一鍵を握っているのではないかと思われました。
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