特集 リハビリテーション・セラピストの教育
リハビリテーション□日本とアメリカ
鈴木 明子
1
1リハビリテーション学院
pp.48-51
発行日 1966年5月1日
Published Date 1966/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905626
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「アメリカはどうでしたか」とよく聞かれますが,交際すればするほどアメリカ人は一人一人の個性が強く,一般論ではいい表わせないものを持っています。リハビリテーションについても同様で,郡,市,州によって大差があり,世界有数を誇る施設もあれば,全然未整備な所も存在します。未整備施設の存在はチームの一員となる作業療法士(以下O. T. とします。)がアメリカでも必要数の半分しかいないということによるわけです。
とにかく広大な国土と多民族からなるこの国を,日本的感覚から一口で言うのが誤りであると同様のことがリハビリテーションの分野でも言えるわけです。私が三年間,主としてニューヨークの近くで体験したリハビリテーション活動は,アメリカの中でも最も進んだ所として評価されているようでした。
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