助産婦事典
男女の産別法について
飯塚 理八
1
,
小林 俊文
1
,
佐藤 博久
1
1慶応義塾大学医学部産婦人科学教室
pp.664-666
発行日 1978年10月25日
Published Date 1978/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205449
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はじめに
ギリシア,ローマ時代の昔から,世界の各地で医学者のみならずいろいろの人々が,種々の男女生み分け法を唱え,また試みられてきました。しかしそのうちの多くは,当初期待されたほどの成果を得られず自然に消えていったようです。
今世紀後半に入り,胎児の性の決定因子が精子の有する性染色体にあることが解明されてからは,男児となるY染色体を有する精子(Y精子)と女児となるX染色体を有する精子(X精子)の物理的・化学的差異や生理的な差異を利用した男女産別法が試みられるようになりました。
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