連載 教育心理学講座・9
教育評価の考え方と進め方
北尾 倫彦
1
1大阪学芸大学
pp.61-64
発行日 1965年12月1日
Published Date 1965/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905540
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
教育する者にとっても,教育を受ける者にとっても“評価”の問題は重大な関心事である。平生は無反省裏に指導してきた教師でも,評価に直面すると“身のひきしまる”思いになるものである。生徒たちの方も,テストというと一喜一憂して真剣にとりくむようである。このように,評価の問題は一連の教育活動の中で大きな比重を占めており,それだけにすべての教師が教育評価についての正しい考え方と技術を持っていなくてはならないことになる。本稿では教育評価の基本的なことがらについて解説し,次回にその具体的・技術的なことがらを述べる予定にしている。
Copyright © 1965, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.