患者を受け持たせる場合の指導
右卵巣膿瘍摘出後の患者の看護
山中 かをり
1
1国立相模原病院
pp.19-26,31
発行日 1964年5月1日
Published Date 1964/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905288
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1.はじめに
学生一人ひとりに受持患者をきめて実習を行なう目的は「個々の患者の要求を知り,その要求に最も適した看護計画をたてそれを実際に行なってみる。これを通して患者中心の看護に対する考え方と実際を学ばせる」ということだと思うが,治療処置におわれ専任の指導者も少ない実習病院の現状と実習時間の短縮などから,多くの困難に直面し思うようにはできない。今までもいろいろの型で患者中心の看護を試みたが,ここに述べるものは1年生初期の病室実習に対して行なったものである。
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