Guide for Teachers
私の小児科看護法のカリキュラム
常葉 恵子
1
1聖路加国際病院小児病棟
pp.9-12
発行日 1961年1月1日
Published Date 1961/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903967
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小児科看護法の講義を受け持つようになってからまだ日が浅く,講義をするたびに何か不安になり,満足な講義を殆んどしたことのない私が,小児科看護法を此のように考えているなどと言うことはとてもおこがましい話です。ただし数年間講義を続けながら少しずつ改良して来ました。まだまだ組みかえなければならないことが多くありますが,今の考えの大略をここに書くことにいたします。
小児科とは,他の科が疾病または器官を中心にして分類してあるのに対して,年齢を基準に分類したものであり,一応此の年齢の中にある問題,即ち成長発育のこと,疾病に対するもの全てを対象としている所に,他の科とのちがいがあり,広さがあると思う。また最近は小児の問題をいろいろな角度から分科して来ているが,小児と言う条件は全てに共通なことがらである。
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