NURSING EYE
21世紀に求められる看護婦とは―学園祭にパネルディスカッションを企画して
寺門 麻衣子
1
1東海大学医療技術短期大学2年
pp.146-149
発行日 1997年2月25日
Published Date 1997/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903789
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私たちの問題意識
私は,看護学生として1年半の間,実習を含め看護について学習をしてきました.振り返ってみると,学校で学ぶ理論と実習を行なう臨床での実際とは,必ずしも一致するものではありませんでした.しばしば理論と実際のギャップに戸惑ったのです.それは3年生になって実習が増えたり,看護婦となって現場での経験を重ねるにつれ慣れていくことなのかもしれません.
いずれにしても,実習ではたくさんのことを学び,看護婦になりたいという意識が高まりました.しかし一方で,辛いことがたくさんあったのも事実です.理論と実際のギャップによるものはもちろんですが,それ以上に学生と看護婦,学生と先生との関係で悩んでしまう学生が少なからずいました.
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