特集 課外活動とその教育的効果
論稿 教育的意義ある学園祭
古山 とよ子
1
1国立東京第二病院高等看護学院
pp.27-29
発行日 1967年11月1日
Published Date 1967/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908885
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*はじめに*
看護教育の問題が,今日,関係者によりいろいろと検討され批判が加えられていますが,この折に学園祭,課外活動等に関して専任教員としてどのように考えるべきか,また,反省すべき点等考えてみたいと思います。
私が,かって学生だった頃,それはもう,十何年か前のことになりますが,現在の学生と同様文化祭のためにエネルギーを燃やしました。研究発表,演劇,コーラス,手芸,絵画,書道等全学生が何かを創造する喜びに無中になっていたし,また,院内および一般のかたがたの出足によって一喜一憂していたように思います。卒業後は文化祭の時期になりますと,学生時代の苦しかった反面楽しかったその頃の郷愁にかられ,学院の方に足が向くのですが,研究発表の展示場に立っても質問したり,アドバイスしたりする様な熱意は失なっていたようです。
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