グラフ
よくやった,これからは気楽にいこうよ―震災体験を語りあうナースの集い」開かる
pp.922-923
発行日 1995年11月25日
Published Date 1995/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903722
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阪神・淡路大震災から8か月たった9月17日,厳しかった猛暑からようやく解放された神戸で,「震災体験を語りあうナースの集い」が開かれた.これは今なおPTSD(心的外傷後ストレス傷害)に苦しむナースたちの心を少しでも癒したいと,ボランティア活動に寄せられた全国の人たちのカンパの一部で,杉野元子氏(看護組織開発研究所)と西元勝子氏(看護ボランティアグループ代表・滋賀医大看護学科)が企画したもの.
会は野田燎氏(写真参照)のサクソフォンによる「サマータイム」の演奏で始まり,3人のナースが壇上でそれぞれの立場で「ありのままの自分」を語った.ナースでありしかも管理職という立場に加えて,1人の人間であり妻であり母であり子でもある3人の,苦しい決断を迫られながらの日々の話はひとこまひとこまが胸に迫った.
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