連載 白金台365歩のマーチ—国立公衆衛生院看護コース研修生の素顔 番外編・2
ある「お気楽学生」の軌跡
いわまつ よういち
1
1鹿児島県保健予防課
pp.752-753
発行日 1995年9月10日
Published Date 1995/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901220
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国立公衆衛生院。知っている人は知っているが,巷ではあまりその存在は知られていません。かく言う私も現在の勤務先に入るまでは恥ずかしながら知りませんでした。
かくいう私,昔は小児科医でした。大学卒業後,縁もゆかりもない沖縄県立中部病院というところに研修医として入りました。ここで1年目はインターンとして太陽を見ない生活を送り,2年目は小児科のレジデントとして未熟児や病気の子どもたちを相手に過ごしました。その後,思うところあって「臨床に残れ」という周りの意見も聞かず,未知の世界である行政に入りました。そして,この時に公衆衛生院を知りました。
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