特集1 [看護診断]教育への導入
[講演]看護の専門性と「看護診断」―看護教育でどのように取り組むか―第91回医学書院看護学セミナーより
藤村 龍子
1
1慶応義塾看護短期大学
pp.1057-1063
発行日 1993年12月25日
Published Date 1993/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903675
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「ハイタイ!」この言葉がおわかりになりますでしょうか?「こんにちは」という沖縄の挨拶用語です.初めて聞かれた方には意味がわからなかったのではないかと思います.このように言語は,お互いに共通の用語として理解し合う,人間がもち得ている言葉ですが,ともすると,理解しがたいお互いの用語であったりするわけです.
本日のテーマは“看護の専門性と「看護診断」”ということですが,看護診断の用語の難解性ということが,しばしば問題にされます.それを教育の中で,どう取り組むのかということも,また難解な問題を持っているわけです.基礎の看護教育課程において,この問題に取り組む時に,どのような内容をどのように教授する必要があるのかということを,少し反省を含めて,お話しをしてみたいと思います.
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