特集 患者のニードを考える
第19回医学書院看護学セミナー
日野原 重明
1
,
外口 玉子
2
,
薄井 坦子
3
1聖路加国際病院内科
2国立武蔵療養所
3東京女子医大看護短大
pp.968-993
発行日 1972年8月1日
Published Date 1972/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916399
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現代看護は‘患者中心の看護’をめざしている.患者を病気をもった人間として理解し,患者中心の看護をするためには,患者がどのような援助を求めているかを知らなければならない.そのためには,看護婦は患者のニードを看護の本質にかかわる問題としてとらえなければならないだろう.そして患者のニードを正確に把握するためにはどうすればよいのかを,科学的に検討しなければならない.
ここでは,臨床看護婦・医師・教育者それぞれの立場からの講演と,セミナー会場での活発な討論を通して‘患者のニードのとらえ方’を考えていきたい.
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