特別記事
〈第92回医学書院看護学セミナーより〉臨床における看護婦教育
新道 幸恵
1
1神戸大学医学部附属病院看護部
pp.11-21
発行日 1994年1月15日
Published Date 1994/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900215
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教育を看護管理の柱に
臨床看護の場における中間管理職の経験がない私が,看護部長になるに当たって,課題として位置づけたことは,物事をスムーズに行なうために,自分の過去の経験を生かすことがベターではないかと思いました.これまでの私の長い仕事の中心は看護婦教育であり,これを看護管理に位置づけることを考えました.
もちろん,看護管理は教育だけではないのですが,「教育は基本である」と思います.したがって,看護管理のなかに,かなり重要な部分として,教育をシステム化していかなければならないと考えておりました.教育といっても,さまざまな側面があります.その前提として,表1で示しましたように,医療や看護に対する需要の変化を理解しておく必要があると思います.
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