特別論稿
ナースに必要な新しい臨床薬理の知識—第28回医学書院看護学セミナー講演から
石崎 高志
1
1国立病院医療センター
pp.142-154
発行日 1980年2月1日
Published Date 1980/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918879
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皆さん,こんばんわ.きょう私が札幌に来ましたのは,ナースのために必要な臨床薬理学の知識というのはいったいどういうものだろう,ということをわかりやすく話すためです.英語では臨床薬理学のことをクリニカル・ファーマコロジー(clinical pharmacology)と言い,アメリカでは内科の中の1つの治療部門として,独立した部門になっています.
薬による治療というのはいったいどんなことなんだろう.医者としての臨床薬理学ということもありますが,ナースにとってはどんなことを考えていけばいいんだろう.これはよく考えてみますとたいへん重要なことです.
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