特集 生命倫理と教育ディベート
医学概論にディベートを用いて―生命倫理への関心を深めるために
大石 浩子
1
1住友病院附属高等看護学院
pp.590-594
発行日 1992年8月25日
Published Date 1992/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903610
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はじめに
平成2年カリキュラムが改正され学科目の内容も新しい考え方のもとに運用されるようになった.医学概論においては時間数30時間となり,その考え方も従来の医学概論に加え,生命倫理等を教授する必要性も明らかにされた.全回,当看護学院においても従来どおり15時間(医学概論I)を医師による講師に任せ,残りの15時間(医学概論II)を看護教員が担当し,生命倫理について授業を展開することにした.
生命倫理に関する問題として考えなければならないことはたくさんある.これらに,学生が関心をもち,それぞれについて自己の考えや意見をもてるようになるためには教授方法にも工夫が必要である.
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