特集 看護学生の論文―大賞・入選論文の発表―看護のこれからを担う学生たちから寄せられた22篇
3年生になっての不安
宮田 千草
1
1函館市立函館病院高等看護学院
pp.597-598
発行日 2003年9月25日
Published Date 2003/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903464
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私が看護学校に入学してもう2年が過ぎ,早いもので今年は3年生になります.3年生になるということは,あと約10か月で国家試験があるということです.現在の私は,国家試験に対しての不安がこれまでより増し,何から勉強してよいのかわからない状況です.1・2年時の私は,先輩が頑張っている姿,苦労している姿を見ていたのですが,まだ先の話だというように変な余裕があり,他人事のように思っていたためか,あまり実感がありませんでした.また,先生方からは,国家試験の大変さを日頃いわれていますが,その場しのぎの勉強しかしてきていませんでした.これまでの不安は漠然としたものであり,焦りがなく,気がつくと最終学年という感じです.
いままでは,毎日予習・復習をしよう,国家試験の勉強をしようなどと思っていたのですが,いつも中途半端だったように思います.面倒だから明日にしよう,今度の長期休暇のときにまとめてやろうなどと,身につく勉強をしてきていませんでした.いま思うと,コツコツ勉強したほうが苦労しないし,もっと国家試験のための勉強もできたのに,勉強しておけばよかったと後悔しています.しかし,いまごろ後悔や反省をしても仕方がないので,今後自分はどうしたらよいのか考えようと思いました.
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