看護教育研究
ストーマサイトマーキング演習の学習効果
前澤 美代子
1
,
小林 たつ子
2
1帝京山梨看護専門学校
2山梨県立看護大学短期大学部
pp.478-481
発行日 2003年6月25日
Published Date 2003/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903432
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はじめに
ストーマ造設患者の看護は,社会生活を支障なく過ごすための生活に密着した工夫や,個別性を重視した指導が重要である.なかでも術前のマーキングはその後の生活に大きく影響し,ストーマ造設患者のセルフケア能力の育成に関わる看護の重要性は大きい.現在までの,本テーマに関する研究は,ストーマ用品の紹介やストーマパックを実際に装着し,ストーマを造設した患者に対する心理に近づいた研究が多い1,2).しかし,マーキング体験を基礎教育のなかに用いた学習効果の示唆を得る文献は少ない.そこで今回,ストーマサイトマーキングの演習を取り入れた講義を実施し,演習を取り入れたことの学習効果の分析を行ったのでここに報告する.
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