看護教育研究
大学院授業科目における「インターネット活用による遠隔授業方式」の継続試用とその評価
華表 宏有
1
1産業医科大学
pp.482-487
発行日 2003年6月25日
Published Date 2003/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903433
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インターネットを中心とした情報通信技術(IT)の急速な進展と日常生活への普及,生涯学習への社会的ニーズの高まりなどを背景として,わが国の高等教育機関においてもe-Learningのさまざまな手法を積極的に採用するところが出てきている1-3).さきに筆者は,過去5年間(1998-2002年度)勤務した看護系S大学の2001年度(前期と後期)に分担した看護系大学院授業科目(修士課程)で,e-Learningの代表とされるWBT(Web BasedTraining)に該当する「インターネット活用による遠隔授業方式」(Internet-Based DistanceLearning,以下IBDL方式)を試用し,その経緯と受講生側の反応を報告した4,5).
本稿では,2002年度前期に分担した「看護研究方法Ⅰ」(1年必修,30時間2単位)で,同じIBDL方式を継続試用して受講生側の反応を聴取し,この方式を積極的に推進していく価値があると判断した事例を報告する.
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