焦点
大学間国際遠隔授業実施報告―「End of Lifeケアの文化的背景」コース
塚田 縫子
1
,
荒木 暁子
1
,
兼松 百合子
1
1岩手県立大学看護学部
pp.290-293
発行日 2003年4月25日
Published Date 2003/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903390
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はじめに
岩手県立大学看護学部,ノースカロライナ大学ウィルミントン校(UNCW)看護学部,三重県立看護大学,三重大学医学部看護学科の4地点を結ぶVirtual University Project(大学間遠隔授業プロジェクト)は,Digital Communities(DCs)地域情報化推進センターの企画により平成10年度に始まり,本学では毎年後期にこれまで3回のテレビ会議形式の授業をUNCWから提供を受けてきた.2年が経過した平成12年2月に,東京で開かれた第2回国際合同会議において,UNCWのAdams看護学部長から「End of Life Care:以下,EOLと略す」に関するコースの共同開発が提案された.その後コースの目標や内容の素案が届けられ,国際テレビ会議により目標や参加大学の担当回数や運営形式について合意し,本学の兼松百合予看護学部長が日本側の主査として3大学の取りまとめに当たった,平成13年3月にUNCWのGlenn教授の来学を機会にスケジュールが最終的にまとまり,UNCWでの8月半ばの開講,日本の3大学の分担による10月開講に向け具体的な準備に入った.
こうしてVirtual Universityとして実施されたNSG 292:Cultural Perspectives on End of LifeIssuesは,UNCWと日本の3大学で構築した選択科目として位置づけられた.
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